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さあ、行こうか
評価:
沼田 まほかる
双葉社
¥ 670
(2014-01-09)

JUGEMテーマ:最近読んでる本

ホラーミステリー、というジャンルになるんだろうかこれ。


沼田まほかる著ユリゴコロ。
主人公は恋人が失踪し、母を交通事故でなくし、父は余命幾ばくも無いというどん底に居る状態。
そんなとき父親の書斎にある押し入れの奥から見つかった、
ハンドバッグ、遺髪と4冊の手記。
手記は、書き手が幼い頃から重ねた罪の告白文。
手記の中で進む世界と
主人公を取り巻く世界が徐々に重なっていき、
ラストはすとんと綺麗に丸めたなあと思った。
思ったのですけどね。

読んだ直後は割とほっとしたのですが
時間をおいて考えると
え?
そんな爽やかっぽいエンドでいいのこれ?
だった、そんな本。
なーんかもやもや。

とりあえず残酷描写は容赦ないです。グロ注意。
特に前半リストカットのシーン。
後半は恋愛要素が絡んできて、
サイコパスが人間になってきて、
幸せな生活模様も書かれます。
主人公としては自分のアイデンティティの崩壊っていうか
自分の実親があんなで、読んでて苦しくなってくる。
ただ手記、ユリゴコロ、過去のお話は思いっきり書かれてる一方で
なんか恋人千絵が取って付けた感をうけた。
結局細谷さんを書くためだけのキャラだったのかと思ってしまうほど。
後半のちょっと残念な感じが否めない。

そしてエンディング後を考える。

これ……弟くん立場なくね?
二人は幸せになりましたとさ、
主人公は母に愛されて見守られていましたとさ、
恋人も無事かえってきました、なんだけどさ。
これ弟くんから見たらどうなんのよ。

実は母は「美紗子」の名ではなく妹の「えみこ」(漢字忘れた)の方で、
えみこは美紗子として生きたけれど結局本物の美紗子は生きており、
しかも定期的に父と美紗子は会っており、
父は結局美紗子を生涯の伴侶として求め、
美紗子と和やかに最期を迎えましたとさ、って母の人生は何だったのよこれ状態。
嬉しかったと思う、ってそんな身勝手な。
主人公の「親友」発言で救われてるとも思えないんですが。


登場人物の感情の変化なんかは読んでて凄いと思ったのですが
読後感としてはあれ?な一冊でした。
 
posted by RAN | 09:55 | 本・雑誌 | comments(0) | trackbacks(0) |
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